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宇和島へ向けて [ヨット]

 土曜日と日月の連休前半は、ヨットのワックス掛けや、練習や整備に充てられました。

   日曜日が練習の日でした。
 
 盛りだくさんの経験をした、とても楽しい日だったのに
       記事をアップする気持ちが起きないのは何故かと思ったら、
     数日後に迫った宇和島のレースの方へ、気持ちが向かっているからだと気付きました。

   
  写真だけでもアップして置こうと、少しちぐはぐな気分で腰をあげました。



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またもや舵を握っていた大師匠がハローを見つけました。
   この季節、この時間この天気、、、覚えておこうと思いました。





  停泊しているタンカーに近づいた時、いたずら心の起きた
      大師匠は方向転換しないで、ぎりぎり側を通る気になりました。

   「ええーっ、又、ほんとやるんですかあ。」  と技術士官

   ヨットは風に流されながら進むので、先が読めないとそんなことはできません。

  通り過ぎる時、タンカーとヨットとの隔たりは、1メートルでした。
          



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 実は午後舵を暫く持たせてもらった時、
        同じ状況が起きました。

     「まさか大師匠と同じことやろうってんじゃないでしょうねえ。」
        との技術士官の声で、大師匠のスイッチオン
      「大丈夫大丈夫、いざとなりゃあタックすりゃあいいんだから。」
     
      「おお、 それでいい、それでいい。」
            
       いずれにしても私はこわくありませんでした。
      大師匠のリモコン操作でしたから。


          「今はどのくらいでしたか?」と聞くと
        
        「5メートルくらいです。」とコック長がおしえてくれました。
      リモコンでは安全値がかけられたのでしょう。






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午後から仕事が忙しくてなかなか練習に参加できなかった船長が乗り込んで、
   宇和島参加クルーの全員が揃いました。


  私はスピネーカーが上がるのを久しぶりに見ました。




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    これがこの日最後の写真です。
  マストについている、スピンポールを上げ下げする為の
              ポールアイスライダー(というのだそうです。)が、
        この間から不具合を起こすことが続いていました。

   この時のダメージは大きかったようで、前回のようにヨット上で処置することはできず、
          マリーナに帰った後、そこのガレージで修理することになりました。

    
      フォアセイルをスピネーカーに交換する時ほど
             ヨット上が緊張してあわただしくなることはありません。

       レースでも失速せずにセイルの交換が出来るかどうかは大事なポイントです。

         その練習をするつもりで海に出ても、都合よく風が吹かず見送る事も良くあります。
     
      この日は風下に進む時方向転換するジャイブを繰り返した後、
                もう一度セイルの交換練習をしようとしたところでした。

         レースを前に、みんな一丸となって張り切っていたところで
              こんな事になって、本当に残念でした。

    
    ただ、いつも見ていても感心するのは、
              何か事が起きて大変そうでも、みんな落ち着いて、
  次に何をするのがベストかに向けて取り組んでいることです。
                それが又上手くゆかなかったら、次の工夫に取り組みます。

          これは、強すぎたり、吹かなかったり、気まぐれで、読めなかったりする
      風を相手にして、シートでセイルを細やかに操り、
                 臨機応変に風とやりとりしてヨットを進めてゆくヨット乗りの、
       身に付いたやり方なのかもしれないと思います。
                 

    ガレージの中で大きな金属音が響いて、         
      口も手も出しようのないほど馴染まない作業が続けられる中、
        事が重大そうに見えたので、心配でしたが、
     次の日の午前中に何とか使える状態になったと聞き、ホットしました。


         ヨットは4日のレースに向けて、3日早朝にマリーナを出ます。
       私は回航食の仕込みに入ります。
           今では一人一人の好みも分かってきました。
  
           どんな旅になるのか楽しみです。        



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シジュウカラ

 昨年の回航とレースの模様を描いたブログは冒険記を読んでいるようにワクワクしました。 記事が終わった時もっと読みたかったのに、と思ったのは私だけではないでしょう。

 今年も楽しみにしています。
by シジュウカラ (2012-05-01 21:19) 

赤いウインドブレーカーの男

タンカー相手の無謀は、慎みましょう。

by 赤いウインドブレーカーの男 (2012-05-01 23:09) 

コック長

一番上の写真!
ハルが光ってますね!

タンカー相手の勝負にはタック以外にまだ奥の手があるのです
それはキック!
ぶつかる寸前に蹴っ飛ばせば何とかなる間合いと速度でした?!
でも・・・あの船のクルーは迷惑なやっちゃって思ったでしょうね



by コック長 (2012-05-02 00:04) 

黒吉

かっけー!! なんでしょうこのワクワク感は 笑
羨ましい! 僕もタンカーと勝負したいっす
リモコン操作って言っても操舵してるんでしょ~
根性あるねレイコさん^^;
by 黒吉 (2012-05-06 01:21) 

reiko

確かに調子に乗りすぎだったかもしれません。我々にとっては大師匠の腕は確かでも、タンカーから見ていたら、迷惑なことでした。

私自身にとっては、黒吉さんが想像されるような根性など全く要らない状況だったのですよ。
by reiko (2012-05-06 20:59) 

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