周南ヨットクラブのミーティング [ヨット]
以前からコック長は近隣のヨットにクラブ結成を呼び掛けていました。
それが形になって、この日は皆で集まる日になっていました。
宇和島以来ずっと練習にも参加できなかったので、
朝、雨がぱらついたときはお天気が気になりました。
無事出港できて、セイルをあげてエンジンを切った時、
何度、こんな情景を想像したことかと思いました。
集合場所となっていた大津島にはミストラルとピンクパンサーが先に着いていました。
ピンクパンサーのクルーの守田さん。
静かな方ですが、身軽な動きでした。ベテランなのでしょうね。
この日何度も話題になっていたのは、
今年周南市で初めて開催される、
周南ピースカップ ヨットレースの事でした。
みんながワイワイやっているところへ、
急にキャビンから、焼きそばが出てきました。
暑いヨットのキッチンで料理されていたのです。
後から出てきた塩焼きのキスも美味しかったです。
ピンクパンサーのコックですとおっしゃった佐々木さんは
釣りもお上手なのですね。
このミーティングの言いだしっぺのコック長は
実は寝坊して、ブルーノートの出港に遅れてボートで到着です。
コック長の中学高校時代の先輩、横浜市在住の勝島さん
自転車旅行の途中で立ち寄られたそうで、
前日はコック長とブルーノートに乗られたそうです。
あとからフェリーで来られた中井さんも加わって。
この港でこんなに大勢で集まったのは、はじめてです。
ミストラルとピンクパンサーの二艇のスターンで
その時々自由に行ったり来たりしながら、
にぎやかなおしゃべりの声が響いていました。
ミストラルにはステッチというワンちゃんも乗っていました。
初めは知らない人が多かったからか、吠えたりしましたが、
ミストラルのスターンに座っていると、ベタッと体を押し付けてきて寝ていました。
コック長が遅れると聞いた時、予告のソーメンとかき氷はあきらめないといけないのかな
と思っていました。
コック長は、前夜先輩と遊んだあと、ソーメンに入れる具の用意を二時間かけてして
それで寝坊したのだそうです。
曇りがちのこの日は、夏の停泊したヨット上としては凌ぎよい方でしたが、
かき氷はごちそうでした。
大師匠は、勝島さんが下関の市場で買ってこられたお土産のサザエを
みんなが焼く準備をしていたら、
一部はさしみにしようと言って、持って行って作ってくれました。
食べ物の写真をよく撮り忘れます。
食べる方に気が行ってしまうせいでしょうか
めずらしいので撮ったこの写真は、有井さんが罠で捕られた猪肉。
おいしいおいしいという声と共に、たくさんの猪肉はきれいにたいらげられました。
ミストラルの武居さん
クルーの小田村さん
大師匠を含め、ヨットを通じて知り合って四十年になるそうです。
ヨットの上で昔の話などきいていると
又、特別な時間が流れていると感じました。
ミストラルは nauticat32 というアメリカ製のヨットだそうです。中をみせていただきました。
船首の寝室
キッチン 水は四百リットル積めるので使いたいだけ使えるそうです。
そういえばブルーノートにも以前はタンクと流しがあったことを思い出しました。
電子レンジ、オーディオ装置や、テレビなどもあって、
走りを重視して、できるだけ装備を軽くしたレーサー仕様のヨットとは、
別の乗り物のように思えました。
外に出てみると、”ピンクパンサーのボンドガール”こと、ひなちゃんが
マストに登ることになっていました。
ブルーノートのジブシートが上がったままの状態になっているのを、
今日引き下ろすとはきいていましたが、
始めはひなちゃんが、からかわれているのかと思いました。
高いところは全然怖くないというひなちゃんはやる気で、話は決まっていました。
いつも大きな声が響いていた野田さんとひなちゃん。
ここでも野田さんの指示がいろいろ飛びます。
「そのあたりに、シートの先に金具の付いたのがあると思うけど、」
「このきいろいの?」
「それそれ、それを持って帰って、」
「離すなよ!!」 は野田さんの声
下りる時の方が、見ていて緊張しました。
無事下り付いた時、拍手が起こりました。
大丈夫だとは分かっていても、みんな緊張もしていたでしょう。
「よーし良くやった!!」
野田さんの少し得意そうな声が聞こえました。
本日の一大イベントでした。
ひなちゃんごくろうさま。
当のひなちゃんは、なんであんなことが大変なの、、、とケロッとしていました。
「これでブルーノートに貸しが出来た、、、」と言ってますよ。
と私がコック長に報告すると
「 かき氷で払います。」とコック長。
ピンクパンサーのオーナーの東さん。
偶然他の写真もシャッターと瞬きのタイミングが合っていました。すみません。
もうそろそろ帰るころになりました。
集まったみんなで記念写真を撮りましょう。
「みんなもっといい顔してくださーい。」
「これよりもっといい顔しろって!?」
「はーい」
たのしかったですね。
お世話になりました。
賑やかだった桟橋を離れると、
ボートやヨットはそれぞれの港へ向けて帰ってゆきました。
帆を揚げると、船底を流れる水の音は、いかにも静かでした。
2014-08-25 06:38
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レースまであとわずかになりましたね。
周南の皆様、お忙しいことと思いますが、
集まれば楽しい話題満載……ですね。
皆様の表情が素敵。
レースに行くのが楽しみです。
前日まで仕事がありますので、
どうやってレースに間に合わせるか思案中です。
(夫は大丈夫ですよ。)
by ちはやママ (2014-08-26 19:23)
全員の足並みが揃うというのはむずかしくても、周南ヨットクラブができて、海上でのにぎやかな集まりが実現して、以前から会の結成を願っていたコック長は嬉しいだろうと思います。BYCのように、ポイントレースでも出来るようになれば本当にたのしいでしょうねえ。
ピースカップは実は私自身は参加できません。
いつもお世話になっているので、本来ならお返しすべきところ大変申し訳ありません。
楽しいレースになりますように。
by reiko (2014-08-26 21:47)