二井寺山 山歩き [山]
夫が休みの午後急に、どこか登ろうと思いついたので、
近くて低くて未登頂という事を前提に本で選んだ。
車で30分近くの所にあって、頂上にお寺があるという山。
道が変わったのか、登り口が良く分からなかったので、
おおよその所で、土地の人に尋ねた。
尋ねた人がわざわざ登山口まで連れて行ってくださり、
「足をけがしてなかったら、一緒に登るけど、、」と言われた。
足をけがした行きさつを、話してくださったのを聞いても
いかにも人の好い親切な方だった。
登りはじめて、まず目に入ったのは、このキノコ
木の間から見えるとがった山は、
方角からして龍ヶ岳ではないだろうか
このお地蔵さんは笑っているように見えた。
遠く近くに家々が見えるなだらかな道を登る。
いかにも里山といったこんな親しげな山も、気楽でたのしい。
途中で、犬の声がして、
飼い主さんが、急いでリードを衝けようとしている様子が伺えた。
「私たちは犬は平気だから、つながなくて大丈夫ですよ。」
夫が大きな声で伝えた。
昔、ロンを連れてよく山へのぼった。
余り登山者のいないような山では、自由に歩かせてやりたいと思い、
リードを離していた。
その分、人の気配には結構気を遣った。
ロンはこうした里山に入ると、木の枝などを投げてくれとねだった。
海では投げてやったものを拾って、岸まで帰ってくるのだが、
山では、繁みの中で、その木をかじってやっつける。
少し大きめの倒木でもあると、投げてやるのは大変だったが、
ロンは大喜びで張り切っていた。
現れたワンサというワンちゃんは、私たちを観察した後で、
さすらせてくれた。
大木の側のお地蔵さんの所を過ぎたら、しばらく車道を歩く事になる。
再び山道にはいり、少し歩くと、山頂。
お寺の境内の横から入ることになった。
境内から正面の登り口を見下ろす。
境内のベンチで、遅目のお昼をたべた。
お寺は極楽寺と言って、八世紀ごろに開かれたそうだ。
興隆期の二井寺山には二十四も坊があったという。
そんな信仰を集めた時代、ここはどんな風だったのだろうと、思いを巡らした。
(お寺の建物の写真は撮っていなかった。)
階段を下りたところにあった展望台から、中山ダムが見えた。
階段をおりて、違うルートから、元の山道に戻った。
もう光が夕方の色合いを帯びて、懐かしい。
上から見えていた中山ダムの静かな駐車場に車を停めて、
ちょっとお昼寝(と言うには遅かったけれど)してから帰った。
2015-01-16 22:59
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このブログに刺激されて、私も昨日の午後、二井寺山の極楽寺に行ってきました。ただ、車で、極楽寺のすぐ下までいきましたが(笑)
by 辻龍雄 (2015-01-18 09:52)
そうでしたか。山のクラブはもう少しで皆勤賞のところだったときいています。車では少し物足りなかったのではありませんか(笑)。
もっとも歩いても”山歩”といった感じの山でしたけれど(笑)
by reiko (2015-01-18 23:15)