秋穂 串山連峰 ハイキング [山]
山の仲間と串山連峰を歩きました。
遊歩道から、中道海岸を臨む
予定は東方便山登山という事になっていましたが、
雪の為、登山口までの車でのアプローチが大変だということで、
急きょ変更になりました。
海岸に近いこの辺りは、ほとんど雪も見られませんでした。
琴石山 頂上から、 [山]
着いたときは山頂には誰もいませんでした。
すぐ後から登って来た若いカップルに尋ねると、
金剛寺の登山口から登って来たと、
二人とも息をはずませて、にこにこしながら教えてくれました。
子供たちが小さい頃、登ったコースですが、登山口を忘れていました。
登りは途中からがほとんど階段で、足が疲れていたので、
帰りは、少し下ったところから広い自動車道になるコースを取ることにしました。
この道はほんの少しの間、たのしい尾根を歩きます。
天気の良い日の、春を待つ頃の木々は、
繊細な枝ぶりが、暖かい色にみえます。
初春とは言え、まだこれから寒い時です。
春待つ気分になるのは少し早いかもしれません。
でも、同じ寒さでも冬の入り口の頃とは気分が違います。
金属のような光を放つ海面
遠くで輝く海
つややかなどんぐり
写真を撮っているうちに先を行った夫は、そのままどんどん行って
駐車場から車で迎えに来てくれました。
ちょっと収監された気分も、、、。
春先のようなのんびりムードの登山でした。
琴石山 登り [山]
登りはじめるとすぐに、 ”山には木があってやっぱりいいなあ”と嬉しくなりました。
木なら大きな木でもたくさんの木でも、いつでも見られるのに、、、と思いました。
冬の日差しを享受し輝いている葉
遠くから見ると花のように見えました。 綿毛のようです。
海も真昼の日差しをまぶしく照り返していました。
海面の濃い色は、雲の影です。
大きいけれど、厚くはなかったので、輝いている印象の方がつよかったのです。
センダンの実 もうずいぶん落ちています。
高いところから眺めると、防波堤が海面の縞模様を変化させているのが
静止したように見えて、きれいでした。
木漏れ日を受ける黄色い葉
大島大橋
入り船
昨年はいそがしかったり、腰痛が出たり、足の指をけがしたりと
なかなか登山が叶わなかった夫は歩きながらも
「うれしいなあ」 「うれしいなあ」 と何度も言っていました。
龍護峰 (りゅうごほう) [山]
登山クラブの月例会に久しぶりに参加しました。
秋吉台の休暇村の駐車場に車を置いて
歩き始めは木々の影の中です。
暗い林の中を歩いていて時折梢の間から、秋晴れの空が見えます。
上り坂の林を抜けると、開けた草原の道がはじまります。
歩きやすいなだらかな登り道がほとんどで、
山登りというよりは散策していると言うところでした。
「まったく影がありませんからね。」と聞いていました。
暑いのは覚悟していましたが、
台風の余波と思われる強い風が草原を吹き渡っていたので、
まばゆい陽射しの下を歩いていても爽快でした。
カヤの葉が光って風に騒いでいるのがきれいでした。
葛の花 色が冴えて見えました。
この日のテーマは、秋の草花の観察でした。
可憐な秋の花がたくさん咲いていましたが、
花は強い風に大揺れに揺れて
中々画面に収まってくれませんでした。
山頂に到着
手前は建材を切り出しているのだそうです。
ここは風が強すぎるので、下りて昼食をとろうということになり、すぐに下山。
石灰岩にからんで咲いていたセンニンソウ
再び林の中にはいりました。
木漏れ日を受ける葉も遮る葉も吹き込む風に揺れて、
早く流れる雲までが演出に加わって、、、
見とれては、遅れて走って、、、の繰り返しでした。
昼食は駐車場の近くのキャンプサイトの木陰で、
みんなが大きな輪になって座ってとりました。
恒例の1品持ち寄りのおかずが次々廻ってきました。
巣穴を掘っているコゲラ
古いメンバーの人たちが、一緒に何十年も山登りをして来て
自然にできあがっていった心の通い合いが心地よく
後から入った新しいメンバーもその空気に
包み込まれ、馴染んでゆきます。
コゲラの写真を撮っていると
誰かが、細い枝の先に赤とんぼがいると教えてくれ、
光がこちらからが良い、 もう少しこっち、、
などと、いろいろな声が飛んできました。
細い枝の先の赤とんぼ見えるでしょうか
秋のうちにもう一度訪れたいと思います。
右田ヶ岳登山 (2) [山]
勝坂コースを下りると、国道沿いの歩道に出ます。
いつも、山を下りてから車までの道は
時折山を振り返ってはあそこに登って来たのだという満ちたりた思いと
受けた感動の余韻にひたりながら歩く楽しい道になります。
無意識でも緊張している岩山などを下りた後は
例え疲れていても、足元を気にしないで歩ける平らな道が、
どんなに歩きやすいかを再確認します。
この日さらに楽しく思えたのは、
道沿いの家の庭の花が
最後の道を出迎えてくれたように感じられる
春の夕方だったからでしょう。
暖かな春風が下では優しく吹いていました。
もうほとんどの花を散らした葉桜は、新芽の色の中では
目を引く色合いでした。
花盛りの八重桜のとなりで、藪椿はまだたくさんの花を残していました。
「あそこを、ああいう風に、通って来たんですよね。」
下りで振り返るといつも、本当にあんなに歩いたのかしらと思います。
「小梅でしょうか、、それとも今から大きくなるんでしょうか、、」
季節を思えば、これから大きくなるのでしょうね。
歩きながらよそのお庭の花見
やわらかな逆光が、夢の中の風景のように見せて美しい
昔はここは小川がながれていたのでしょうか
今はコンクリートの川床ですが、
浅い水が細かな波を作って、太陽を反射しながら、
せせらぎの音をたててながれていました。
人家の前の小さな溝
まだ葉をつけない道沿いの大きなけやき
歩くに連れて、山が姿を少しずつ変えてゆく
帰りの車から
「さっきはあそこにいたんですよね。」
やっぱり少し不思議な気がします。
右田ヶ岳登山 (1) [山]
前日の夕方、急に決まった登山でした。
昨年登り始めて、もう右田に50回くらい登っているという友人が
三つ葉つつじが満開のうちに見せたいと思ったようでした。
この日は緑の間につつじのピンクがあちこちで見られました。
その色も少し濃いのや、色合いの違うものがありました。
薄い花びらが木漏れ日を浴びていたりして、
とてもきれいでしたが、写真は撮れていませんでした。
森は春の色です。
ハーイ!
膨らんできた木の芽がたくさん見られて、
どこでも楽しい気持ちにさせられました。
岩山はこうした枯れた枝もたくさんみられますが、
枯れていても何か語っているような存在感があります。
軽やかで、リズミカルで、
まるで意図してデザインしたみたいな空間ができていました。
岩山は、木があまり繁ることができないので、
見晴しが良くて明るくのびやかなので、楽しいと思っていましたが、
生えている木々の枝ぶりがそれぞれ良く見えることも
いちいち楽しいのだと、気がつきました。
道沿いの岩の間に春蘭がちょうど咲いていました。
たくさんの人が通った道の砂利が
崩れて階段が出来ています。
風の強いことの多い山ですが、
この日も時に、強い風が海の方から吹き上げていました。
登り始めがお昼前だったので、頂上では
お弁当を食べるとすぐに下り始めました。
これまではたいてい塚原登山口に下りていましたが、
西峰を通って、勝坂登山道をおりました。
下に国道がみえています。
振り返って
サンキライ
勝坂を下るのは、私にとっては二十数年ぶりでした。
記憶では小石や砂利で、ガラガラした道は
滑り易くて歩きにくかったのです。
今回は、岩を敷き詰めた道ができていました。
友人は、この道を作っている人に出合ったそうです。
道の横の岩を掘り起こして、それを並べられているのたそうです。
そんな道がかなり長く出来ていましたが、
今も作業がつづいているようすです。
大変な労力ですが、きれいな仕事ぶりは、
楽しんでもおられるのだろうな、とか
やはりこの山がお好きなんだろうな、、とか思わせました。
お蔭でずっと歩きやすい道になっていました。
登山口が近くなると、林の中に入って、
もう登った山の姿はみえません。
すぐに、国道沿いの登山口にでます。
亀山から陶ヶ岳縦走 [山]
小郡にある陶ヶ岳の縦走路を歩きました。
今回は海側の亀山から陶ヶ岳に向けて縦走しました。
県のセミナーパークのところから亀山に向けて登り始めました。
「ここも岩山ですね。」
「久々の山登り、、うれしいなあ」
もうすぐ亀山の頂上
秋穂の海が見える
こちらはきらら浜方面
二つ目の峰の遠外山に着くころ急に辺りが
曇ったと思ったら、パラパラと小さなあられが落ちてきました。
「あらーっ下では、こんな天気になろうとは予測もできなかったのに、、」
でもたった30分後、梅の木山を過ぎて、
火の山に着くころにはこんな青い空です。
その後はほとんどずっと良い天気でした。
強い風が吹きあがる場所なのか、木の枝が風の方向をしめしていたり、
白く枯れているものが目につきました。
植物にとっては
厳しい環境なのかと思われました。
縦走路で一番高い火の山の山頂で、
ここに着く直前に私たちとは逆ルートで登って来た
広島の登山グループとすれ違いました。
早くから賑やかな声が聞こえていましたが、
すれ違う時も会話を交わしながら長い行列が過ぎてゆきました。
「26人いるね」 と後ろで声がしました。
「 尾根は両方が見えてたのしいですね。」
「木々の趣も下とはちがっておもしろいですね。」
手前左側に見えている崖の上が陶ヶ岳の頂上
火の山からそこまでには、
陶三、陶二 陶一と三つの小さな峰がありました。
「アップダウンがたくさんあったけれど
一つ一つはそんなに大変でもなくてメリハリがきいて
たのしかったですね。
思ったより登り安かったですね。」
ここの山は、ロッククライマーたちが
練習をしたりするそうです。
この日も若いクライマ―に亀山で出会いました。
下を覗きこんで写真を撮っていたら、
「わぁ 危ないですよ。気をつけてください。」
と言ったくせに、、、。
下りの林の中で。
行程の最後あたりに、水を汲める小さな流れがあって、
そこで最後のお茶を飲みました。
帰りの車から。
今度は海に向かう方向での縦走をしてみたいな。
今回は海側の亀山から陶ヶ岳に向けて縦走しました。
県のセミナーパークのところから亀山に向けて登り始めました。
「ここも岩山ですね。」
「久々の山登り、、うれしいなあ」
もうすぐ亀山の頂上
秋穂の海が見える
こちらはきらら浜方面
二つ目の峰の遠外山に着くころ急に辺りが
曇ったと思ったら、パラパラと小さなあられが落ちてきました。
「あらーっ下では、こんな天気になろうとは予測もできなかったのに、、」
でもたった30分後、梅の木山を過ぎて、
火の山に着くころにはこんな青い空です。
その後はほとんどずっと良い天気でした。
強い風が吹きあがる場所なのか、木の枝が風の方向をしめしていたり、
白く枯れているものが目につきました。
植物にとっては
厳しい環境なのかと思われました。
縦走路で一番高い火の山の山頂で、
ここに着く直前に私たちとは逆ルートで登って来た
広島の登山グループとすれ違いました。
早くから賑やかな声が聞こえていましたが、
すれ違う時も会話を交わしながら長い行列が過ぎてゆきました。
「26人いるね」 と後ろで声がしました。
「 尾根は両方が見えてたのしいですね。」
「木々の趣も下とはちがっておもしろいですね。」
手前左側に見えている崖の上が陶ヶ岳の頂上
火の山からそこまでには、
陶三、陶二 陶一と三つの小さな峰がありました。
「アップダウンがたくさんあったけれど
一つ一つはそんなに大変でもなくてメリハリがきいて
たのしかったですね。
思ったより登り安かったですね。」
ここの山は、ロッククライマーたちが
練習をしたりするそうです。
この日も若いクライマ―に亀山で出会いました。
下を覗きこんで写真を撮っていたら、
「わぁ 危ないですよ。気をつけてください。」
と言ったくせに、、、。
下りの林の中で。
行程の最後あたりに、水を汲める小さな流れがあって、
そこで最後のお茶を飲みました。
帰りの車から。
今度は海に向かう方向での縦走をしてみたいな。
小雨の華山(げざん) [山]
日曜日は昼過ぎから雨と予報が出ていましたが、
降っても予定通り 下関の華山に登る事にしていました。
神上寺の駐車場に車をおいて、境内を通り抜け、
石段を登り始めました。
やっと石段が切れたところで、今度は
丸太で土止めした階段が始まり、
それがどこまで行っても、切れる様子がないのには
すこしばかり閉口しました。
ずっと階段では疲れるので、
階段の端に歩けるほどの坂が残されてある時は、
そこを選んで歩きました。
予報通り、霧と小雨が晴れることはありませんでしたが、
こういう時ならではの、陰影のある風景は
この山が昔から修験の地であった事を偲ばせました。
先に一か所濃い霧が湧いたところが見えました。
昔の人なら、その中に仙人の姿が見えたのかも知れないなどと考えました。
たまに階段が切れるとホットするような道でしたが、
「あら、又、階段だわ、、、ブツクサブツクサ、、、」
同じようなカーブを何度も何度も曲がって、
やっと頂上にあるという鉄塔が霞んで見えてきました。
行き着くと、違うルートからの車道が通じていました。
頂上の標識が見つからなかったので、
とり合えず看板の前で撮りましょうかと、
記念の写真をとりました。
ここまでのびている車道が下っていたので、
ここを頂上だと思ったのですが、
実は、もう少し先だったのかもしれません。
12月にしては暖かい日でしたが、
頂きは風が冷たく感じられたので、
木のテーブルが据えてあった岩屋観音の所まで下って、、
レインウェアを頭までかぶり、傘はテーブルの上のお弁当に差しかけて、
ベンチに座ってお昼をたべました。
雨足の強くなりはじめた中での事で、
さっさと食べましょうと、言い合って
黙々と食べた遅目の昼食でしたが、
こんな状況はこれまで経験した事がなかったし、
これからもないだろうと思える
その特別さが、楽しい気持ちにさせました。
ふもとの神上寺は、もみじでも有名なのだと
調べてくれた相棒から聞きました。
落ち葉がそれを、裏付けていました。
大原湖畔散策 小雨決行 [山]
朝、車を運転しながら、
これは”小雨”と言えるかどうか
半信半疑で、集合場所に出かけました。
集合場所には現地集合の一人をのぞいて
十人全員が揃いました。
すごい!!、一人くらい、風邪をひきそうだとかで
休むのかなあと思っていましたが、、。
枝に留まる小雨
この日は森の案内人と称するガイドさんがつくことになっていました。
年配者の多い登山グループだから、
ちょっと天候が怪しいと取りやめになるのに
降っていても決行となったのは、
登山ではない平地を歩くという事に加えて、
「雨の大原湖も空気が澄んで粋ですよ、」という勧めを
やさしい御世話役の人が断れなかったのだろう。
などと、分乗した車の中では、話が出ていました。
でも歩きだしたら、雨でも勧めたくなる案内人さんの
気持ちがよく分かりました。
雨に濡れた紅葉は色がしっとりとして鮮やかです。、
空気も洗われたようにしんとして、
秋晴れとは 違う湖畔の道は
目を奪うものばかりでした。
ガイドさんが楓の種類の木の側で、
この木は葉が散る時に甘い香りがするのだと話してくれました。
その楓の名前を今思い出せませんが、
シロップの採れるメープルの仲間なら、
甘い香りというのはあり得ると思いました。
それから、先日奥多摩を歩いて滝壺から下りた辺りで、
ふっとまるでケーキ屋さんの前を通った時の
あたたかい甘い香りを嗅いだ気がした事を思い出しました。
「何か甘い香りがした。」と口には出したものの
他にだれも嗅いだ様子がなかったので、
場違いな連想はひっこめました。
もしかしたら、そんな葉が散っていたのかもしれません。
今度そんな香りがしたら、あたりを良く見てみようと思います。
他にも普段は匂わないのに、
散りながら香りを放つ葉の種類があるそうで
”たかのつめ”という春の芽は山菜になる
黄色く紅葉した木もそのひとつだそうです。
これは”小雨”と言えるかどうか
半信半疑で、集合場所に出かけました。
集合場所には現地集合の一人をのぞいて
十人全員が揃いました。
すごい!!、一人くらい、風邪をひきそうだとかで
休むのかなあと思っていましたが、、。
枝に留まる小雨
この日は森の案内人と称するガイドさんがつくことになっていました。
年配者の多い登山グループだから、
ちょっと天候が怪しいと取りやめになるのに
降っていても決行となったのは、
登山ではない平地を歩くという事に加えて、
「雨の大原湖も空気が澄んで粋ですよ、」という勧めを
やさしい御世話役の人が断れなかったのだろう。
などと、分乗した車の中では、話が出ていました。
でも歩きだしたら、雨でも勧めたくなる案内人さんの
気持ちがよく分かりました。
雨に濡れた紅葉は色がしっとりとして鮮やかです。、
空気も洗われたようにしんとして、
秋晴れとは 違う湖畔の道は
目を奪うものばかりでした。
ガイドさんが楓の種類の木の側で、
この木は葉が散る時に甘い香りがするのだと話してくれました。
その楓の名前を今思い出せませんが、
シロップの採れるメープルの仲間なら、
甘い香りというのはあり得ると思いました。
それから、先日奥多摩を歩いて滝壺から下りた辺りで、
ふっとまるでケーキ屋さんの前を通った時の
あたたかい甘い香りを嗅いだ気がした事を思い出しました。
「何か甘い香りがした。」と口には出したものの
他にだれも嗅いだ様子がなかったので、
場違いな連想はひっこめました。
もしかしたら、そんな葉が散っていたのかもしれません。
今度そんな香りがしたら、あたりを良く見てみようと思います。
他にも普段は匂わないのに、
散りながら香りを放つ葉の種類があるそうで
”たかのつめ”という春の芽は山菜になる
黄色く紅葉した木もそのひとつだそうです。