電線のツバメ [鳥]
どこかで早くに巣立った雛が、
団地内の電線にとまっているのを散歩中に見た。
巣立ったばかりのようで、
二羽の親ツバメが、一生懸命餌を運んでいた。
子供たちは、電線の上でただ待っていて、
親が近づくと 自分だ自分だとねだる
巣の中での様子とあまり変わらない。
壁の塗装をしなおした時、古巣が取り払われて、その後
来なかった我が家にも、今年は再び巣をかけて、
今、親は餌運びに大忙しの時だ。
初めは小さかった声が、日ましに大きくなって来た。
親が餌をくわえて戻ってきた時、 競って餌をねだる雛の声が、
朝から夕方まで賑やかだ。
一日中間欠的に響くその大きな声に慣れて、
見ていなくても、その活気を喜んでいると、
ある日突然静かになるのが、ツバメの巣立ちだ。
急に寂しくなるが、今度は近くの電線を見てみようと思う。
探鳥会 立野 [鳥]
今回の探鳥会は、周防の森ロッジを出発点に
島田川中流域を廻りました。
周防の森ロッジの駐車場で、車から荷物など出していたら、
先に着いた人たちがもう望遠鏡をのぞいています。
辺りは、上気した空気が流れています。
ノスリが、木のてっぺんで、しっかり姿を見せてくれていたのです。
(この写真は一度飛び立った後、歩き始めのころ再び姿を見せた時のものです。)
こんなにはっきり姿を見られることはベテランのウォッチャーにとっても珍しい事だそうで、
”いきなり大物、幸先の良いこと”、という空気だったのです。
ロッジの道を降りる前に今度は
ミヤマホオジロがいるとのこと。
「あーそこに、ちょんと白いの見えますか?」
一生懸命、言われる方に目をこらして、やっとあれかなという程度に分かりました。
カメラのレンズでも点にしかみえません。
( トリミングしたもの)
この日は晴れて、暖かい天候に恵まれました。
参加者もいつもより多くて20人いました。
マガモやカイツブリの群
別の場所では、今回オシドリを数人の人が見ました。
マガモ
ヒヨ
ダイサギ
橋の上から水面を見ていたら、
川底が段になっていて、水が落ち込むところがありました。
落ちた水は泡立ってまるで、もう一度川上に向けて上ろうとしているようでした。
春の里山
ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ ヒヨ モズ、スズメ、カラス、セキレイなど、
どこを歩いていても何かしら鳥の声がきこえていました。
何の鳥かわからない声も聞きました。
(コガラが開けた穴 周防の森ロッジの駐車場で)
ロッジで鳥合わせをしました。
ハイタカ、アトリ、クサシギ セグロセキレイ、オオバン カシラダカなど、
みんなが見られたわけではありませんが、全部で39種類かぞえました。
すぐに隠れてしまってほとんどの人が見ることのできなかったオシドリを
チラとだけれど、初めて見る事ができたと言って、夫は喜んでいました。
初めて誘った友人は、望遠鏡で見る鳥の美しさに驚いていました。
鳥を見ながら、こうした場所をのんびりと歩く楽しさを、存分味わったようでした。
島田川中流域を廻りました。
周防の森ロッジの駐車場で、車から荷物など出していたら、
先に着いた人たちがもう望遠鏡をのぞいています。
辺りは、上気した空気が流れています。
ノスリが、木のてっぺんで、しっかり姿を見せてくれていたのです。
(この写真は一度飛び立った後、歩き始めのころ再び姿を見せた時のものです。)
こんなにはっきり姿を見られることはベテランのウォッチャーにとっても珍しい事だそうで、
”いきなり大物、幸先の良いこと”、という空気だったのです。
ロッジの道を降りる前に今度は
ミヤマホオジロがいるとのこと。
「あーそこに、ちょんと白いの見えますか?」
一生懸命、言われる方に目をこらして、やっとあれかなという程度に分かりました。
カメラのレンズでも点にしかみえません。
( トリミングしたもの)
この日は晴れて、暖かい天候に恵まれました。
参加者もいつもより多くて20人いました。
マガモやカイツブリの群
別の場所では、今回オシドリを数人の人が見ました。
マガモ
ヒヨ
ダイサギ
橋の上から水面を見ていたら、
川底が段になっていて、水が落ち込むところがありました。
落ちた水は泡立ってまるで、もう一度川上に向けて上ろうとしているようでした。
春の里山
ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ ヒヨ モズ、スズメ、カラス、セキレイなど、
どこを歩いていても何かしら鳥の声がきこえていました。
何の鳥かわからない声も聞きました。
(コガラが開けた穴 周防の森ロッジの駐車場で)
ロッジで鳥合わせをしました。
ハイタカ、アトリ、クサシギ セグロセキレイ、オオバン カシラダカなど、
みんなが見られたわけではありませんが、全部で39種類かぞえました。
すぐに隠れてしまってほとんどの人が見ることのできなかったオシドリを
チラとだけれど、初めて見る事ができたと言って、夫は喜んでいました。
初めて誘った友人は、望遠鏡で見る鳥の美しさに驚いていました。
鳥を見ながら、こうした場所をのんびりと歩く楽しさを、存分味わったようでした。
コイカル 維新公園 [鳥]
キララ浜の探鳥会で出会った人から、
山口の維新公園に、コイカルが来るとの情報をもらったという
弘津さんに誘われて、探鳥会のあと、山口に向かいました。
維新公園にはたくさんの人出がありました。
「こんな賑やかなところに、本当にコイカルとか来るんですかねえ。」
と、言いながら歩いていたら、
ちょうど同じ日に支部探鳥会をした山口地区の、山根さんと言う方にお会いしました。
弘津さんがここへ来た訳を話すと、
そこからは山根さんが案内してくださいました。
「よく、あの木のあたりで見たんだよね。」
「本当にこんなところに来るんですね。」
などと話しているうち、本当に現れたのです。
その時はすぐに飛んで行ってしまいました。
モズ
再び現れたコイカル
今度は桜の枝の間をあちらこちらと移って
かなり長い事、姿を見せてくれrました。
「何かつついてるよね。芽か何か食べてるのかなあ。」
「ドバト!」
さっと指さして教えられた時、ちょっと不思議な気持ちがしました。
ドバトは誰にとっても、珍しい鳥ではないからです。
見慣れた鳥にそんな風に反応している事が、
むしろ新鮮に感じられたのです。
見慣れた鳥でも、その時々いろいろなあり方を見せてくれます。
コイカルを見るという目的は達成されたので、帰るのかと思ったら、
ヒドリガモが、人に懐いて餌をもらっているという池に、案内されました。
アオサギ
アオサギは長いことじっとしているのを良く見ます。
大きい鳥は、重いからだを運ぶだけでエネルギーを使うので、
余分な動きをしないようにして消耗を避けるのだと、
きらら浜で説明をうけたのでした。
日向ぼっこ
ハクチョウが、すぐ傍までやって来たので、
アップで撮らせてもらいました。
こんな風に近くで見ると、犬のように頭を撫でてみたくなる
衝動を覚えました。
もちろんハクチョウは、させてくれないでしょう。
ドバトのなる木
ツグミ
池でもゆっくりしたあと、駐車場に向かいました。
駐車場に着く前までは、
山根さんも弘津さんも、もう帰らねばといった様子でした。
「ちょっと買い物のついでに寄ったつもりが、、
もう帰らんと、、、、、、。」
ところが駐車場に着くと、二人とも車とは違う方向に歩いて行かれるのです。
どうも、話しているうちに、もう一種類(クロジだったかしら)
あのあたりで出る、というところに行ってみようという事に、なったらしいのです。
うろうろきょろきょろしながら歩いて
時々鳥の姿が見えると、 あっ とか おっ とか言って
結局はお目当ての鳥に合う事はできませんでした。
車の所へ戻るまでには、30分近く経っていたのではないでしょうか
たくさんの鳥の観察をしただけでなく
バードウォッチャ―の生態観察もした実り豊かな一日でした。
山口の維新公園に、コイカルが来るとの情報をもらったという
弘津さんに誘われて、探鳥会のあと、山口に向かいました。
維新公園にはたくさんの人出がありました。
「こんな賑やかなところに、本当にコイカルとか来るんですかねえ。」
と、言いながら歩いていたら、
ちょうど同じ日に支部探鳥会をした山口地区の、山根さんと言う方にお会いしました。
弘津さんがここへ来た訳を話すと、
そこからは山根さんが案内してくださいました。
「よく、あの木のあたりで見たんだよね。」
「本当にこんなところに来るんですね。」
などと話しているうち、本当に現れたのです。
その時はすぐに飛んで行ってしまいました。
モズ
再び現れたコイカル
今度は桜の枝の間をあちらこちらと移って
かなり長い事、姿を見せてくれrました。
「何かつついてるよね。芽か何か食べてるのかなあ。」
「ドバト!」
さっと指さして教えられた時、ちょっと不思議な気持ちがしました。
ドバトは誰にとっても、珍しい鳥ではないからです。
見慣れた鳥にそんな風に反応している事が、
むしろ新鮮に感じられたのです。
見慣れた鳥でも、その時々いろいろなあり方を見せてくれます。
コイカルを見るという目的は達成されたので、帰るのかと思ったら、
ヒドリガモが、人に懐いて餌をもらっているという池に、案内されました。
アオサギ
アオサギは長いことじっとしているのを良く見ます。
大きい鳥は、重いからだを運ぶだけでエネルギーを使うので、
余分な動きをしないようにして消耗を避けるのだと、
きらら浜で説明をうけたのでした。
日向ぼっこ
ハクチョウが、すぐ傍までやって来たので、
アップで撮らせてもらいました。
こんな風に近くで見ると、犬のように頭を撫でてみたくなる
衝動を覚えました。
もちろんハクチョウは、させてくれないでしょう。
ドバトのなる木
ツグミ
池でもゆっくりしたあと、駐車場に向かいました。
駐車場に着く前までは、
山根さんも弘津さんも、もう帰らねばといった様子でした。
「ちょっと買い物のついでに寄ったつもりが、、
もう帰らんと、、、、、、。」
ところが駐車場に着くと、二人とも車とは違う方向に歩いて行かれるのです。
どうも、話しているうちに、もう一種類(クロジだったかしら)
あのあたりで出る、というところに行ってみようという事に、なったらしいのです。
うろうろきょろきょろしながら歩いて
時々鳥の姿が見えると、 あっ とか おっ とか言って
結局はお目当ての鳥に合う事はできませんでした。
車の所へ戻るまでには、30分近く経っていたのではないでしょうか
たくさんの鳥の観察をしただけでなく
バードウォッチャ―の生態観察もした実り豊かな一日でした。
キララ浜探鳥会 [鳥]
晴れた日曜日。
野鳥の会の周南地区の例会は、キララ浜でした。
今回はキララ浜のレンジャーの方も案内してくださる事になっていました。
センターから目の前に広がる干潟の杭には
ダイゼンやアオアシシギなどが一羽一羽翼を休めていました。
朝出かける頃には、「雲一つない!」晴れた空を、同乗させてもらった、
支部の弘津さんと喜び合ったのでしたが、
遮るものもない広い空に、うっすらと広がった雲もきれいでした。、
鳥用の望遠レンズは重いので、持って行きません。
長い杭の上にカワセミがいるのです。
今回ゆっくり望遠鏡で見せてもらいました。
「嘴は、何色ですか?」と尋ねられました。
たいていの鳥は雄が派手で綺麗な色をしていても、雌は地味ですが、
カワセミは雄も雌も同じようにあの 鳥の宝石と言われる色合いなのだそうです。
ただ、嘴の色が、雄は黒く雌は赤いのだそうです。
口紅をさしていたら、雌と覚える言われました。
尋ねられた時、赤く見えた嘴を確認しようとしたら、黒く見えました。
光の加減で、色が変わって見えることがあるので、
良く注意しないと見間違える事があるそうです。
後でこの写真を見て、どんなつもりで撮ったのだったろう、、と思いました。
実は背景の山の一番たかいところの左下のあたり、
緑の繁みの中に、、、
ミサゴがいたのでした。
望遠鏡を先に見せてもらった後で、
「裸眼でどこにいるか分かりますか」と聞かれました。
視力の事もありますが、見慣れた人の目がなければ、
自分ではぜったい見つけられません。
望遠鏡を見た後は、裸眼で確認するようにと
後で幹事の小林さんから教わりました。
まず裸眼で見つけられるようになるために
そういう習慣を身につけるのだそうです。
ビジターセンターの横から伸びた観察路を挟んで、
干潟の反対側には、広いヨシ原があります。
ここで、たくさん見られるツリスガラや、オウジュリンは、
ヨシの茎の皮の下に住んでいる、
ビワコカタカイガラモドキという長い名前の米粒ほどの小さな虫を
食べるのだそうです。
ヨシの揺れているところを見ていたら、鳥が見つかるということでしたが、
初めは中々、自分で見つけることができませんでした。
やがて、何羽もの姿が双眼鏡の中に入って、
決して派手ではないけれど、
ヨシの色が染めたような、優しい色合いと模様が見えだした時は、
その生き生きとした動きにも、心を奪われて、
ずっとここで一日中でも見ていたいと思いました。
近かったので、写真は撮ろうと思えば撮れたはずなのに、
双眼鏡を覗くのに一生懸命でした。
いつか又撮りに行きたいと思います。
カワウ
アオサギ
観察展望塔に登って、しばらく観察したあと、
来た道をもどりはじめました。
これはガマの穂でしょうか
水の流れないところは薄氷がはっていました。
オウジュリン
オウジュリンは夏には頭頂の色が黒くかわるそうです。
羽毛の抜け換わりで色の変わる鳥は多い中、
オウジュリンは羽の先端が擦り切れて、根元黒い色が現れて、
色が変わるのだそうです。
ビジターセンターに帰ってから、鳥合わせをしました。
この日みんなで見た鳥の種類は合わせて、49種類でした。
不思議なことに、これだけの種類の鳥を見ながら、
誰もスズメは見なかったのです。
珍しかったのは、ミヤコドリがここで見られたことだそうです。
解散の前に、淡水池の休憩所に行って、
水鳥を見ながら、熱いコーヒーを頂きました。
この写真は、たくさんいたオカヨシガモが飛び立った後に撮ったものです。
何度もその大きな羽と羽ばたきを見せてもらったミサゴ
たくさんの鳥も風景も満喫した探鳥会でした。
ほんとうに満喫していたのに、更におまけがついたのです。
野鳥の会の周南地区の例会は、キララ浜でした。
今回はキララ浜のレンジャーの方も案内してくださる事になっていました。
センターから目の前に広がる干潟の杭には
ダイゼンやアオアシシギなどが一羽一羽翼を休めていました。
朝出かける頃には、「雲一つない!」晴れた空を、同乗させてもらった、
支部の弘津さんと喜び合ったのでしたが、
遮るものもない広い空に、うっすらと広がった雲もきれいでした。、
鳥用の望遠レンズは重いので、持って行きません。
長い杭の上にカワセミがいるのです。
今回ゆっくり望遠鏡で見せてもらいました。
「嘴は、何色ですか?」と尋ねられました。
たいていの鳥は雄が派手で綺麗な色をしていても、雌は地味ですが、
カワセミは雄も雌も同じようにあの 鳥の宝石と言われる色合いなのだそうです。
ただ、嘴の色が、雄は黒く雌は赤いのだそうです。
口紅をさしていたら、雌と覚える言われました。
尋ねられた時、赤く見えた嘴を確認しようとしたら、黒く見えました。
光の加減で、色が変わって見えることがあるので、
良く注意しないと見間違える事があるそうです。
後でこの写真を見て、どんなつもりで撮ったのだったろう、、と思いました。
実は背景の山の一番たかいところの左下のあたり、
緑の繁みの中に、、、
ミサゴがいたのでした。
望遠鏡を先に見せてもらった後で、
「裸眼でどこにいるか分かりますか」と聞かれました。
視力の事もありますが、見慣れた人の目がなければ、
自分ではぜったい見つけられません。
望遠鏡を見た後は、裸眼で確認するようにと
後で幹事の小林さんから教わりました。
まず裸眼で見つけられるようになるために
そういう習慣を身につけるのだそうです。
ビジターセンターの横から伸びた観察路を挟んで、
干潟の反対側には、広いヨシ原があります。
ここで、たくさん見られるツリスガラや、オウジュリンは、
ヨシの茎の皮の下に住んでいる、
ビワコカタカイガラモドキという長い名前の米粒ほどの小さな虫を
食べるのだそうです。
ヨシの揺れているところを見ていたら、鳥が見つかるということでしたが、
初めは中々、自分で見つけることができませんでした。
やがて、何羽もの姿が双眼鏡の中に入って、
決して派手ではないけれど、
ヨシの色が染めたような、優しい色合いと模様が見えだした時は、
その生き生きとした動きにも、心を奪われて、
ずっとここで一日中でも見ていたいと思いました。
近かったので、写真は撮ろうと思えば撮れたはずなのに、
双眼鏡を覗くのに一生懸命でした。
いつか又撮りに行きたいと思います。
カワウ
アオサギ
観察展望塔に登って、しばらく観察したあと、
来た道をもどりはじめました。
これはガマの穂でしょうか
水の流れないところは薄氷がはっていました。
オウジュリン
オウジュリンは夏には頭頂の色が黒くかわるそうです。
羽毛の抜け換わりで色の変わる鳥は多い中、
オウジュリンは羽の先端が擦り切れて、根元黒い色が現れて、
色が変わるのだそうです。
ビジターセンターに帰ってから、鳥合わせをしました。
この日みんなで見た鳥の種類は合わせて、49種類でした。
不思議なことに、これだけの種類の鳥を見ながら、
誰もスズメは見なかったのです。
珍しかったのは、ミヤコドリがここで見られたことだそうです。
解散の前に、淡水池の休憩所に行って、
水鳥を見ながら、熱いコーヒーを頂きました。
この写真は、たくさんいたオカヨシガモが飛び立った後に撮ったものです。
何度もその大きな羽と羽ばたきを見せてもらったミサゴ
たくさんの鳥も風景も満喫した探鳥会でした。
ほんとうに満喫していたのに、更におまけがついたのです。
探鳥会に参加した日 (3) アオサギ [鳥]
ノズリを見てから、しばらく行ったところで、
道を隔てた林の木の上にアオサギが止っているのに出会いました。
アオサギは首をのばしたり、ひっこめたり、
ゆっくりですが、一時も動きを止めないのが面白いと思いました。
その動きをカメラのズームでずっと見ていたので、
飛び立った瞬間にシャッターを押すことが出来ました。
旋回したあと もう一度少し向こうの木にとまって、、。
あらためて飛びたって行きました。
アオサギは大きな羽でゆさゆさ羽ばたいて、
少し重たげな動きです。
動きに、何となくユーモラスな雰囲気さえあるアオサギと、丸い雲の取り合わせが、、
ノスリと彩雲の取り合わせと好対照をなしていて、
それぞれに、似つかわしいように思えました。
あぜ道のセグロセキレイ、
方々にあった渋柿の木には、メジロやカワラヒワ、ヒヨなどがやってきて、
熟して甘くなった実をつついていました。
たくさんの鳥がやってきている柿の木は
楽しげな場所です。
鈴なりのレモンの木を撮っていたら、
後ろで、レモンについての話が始まっていました。
幹事の小林さんは植物にも詳しい方です。
歩きながら草花から木の葉、木そのもののことなど
たくさんの事を教わりました。
野鳥観察を終えて、出発地点にもどってから、
みんなで見た鳥を数え上げました。
25種類もの鳥を見ていました。
みんなが期待していたベニマシコは、
遅れてやって来て、後を追った弘津さんだけが見ました。
解散した後、母の所に寄って、
団地まで帰ると、九州の山々の稜線がくっきりと見えました。
夕焼けの中を飛ぶカラスのいる風景は、ありふれてもいますが、
楽しかった探鳥会の日を美しく締めくくっているように感じられました。
探鳥会に参加した日 (2) ノスリ [鳥]
ホオジロです。
家の周りでもホオジロを見ることがありますし、
鳴き声も良く聞くので、馴染み深い鳥のうちに入っていました。
でもこのホオジロを見た時、ホオジロに持っていたイメージが
少し変化しました。
ノスリ
誰かが見つけて、それが見えるまでにちょっと時間がかかりました。
カメラのレンズに入ったと思ったら、同時に彩雲が見えました。
なんとすばらしい取り合わせでしょう。
舞いながら遠くなったり近くなったりしましたが、
ずっと彩雲の側に姿が見えていました。
彩雲の水色のあたりと重なった時
近くなったり遠くなったりする鳥の姿を、長いこと皆で追っていましたが、
やがて本当に小さくなって、誰の視界からも消えました。
暫しの沈黙の後、
「もう、見えなくなりましたね。」と幹事さんの小さな声。
空の広がりがいよいよ広く頭上にありました。、
この日はもうこれで十分満足したと感じていました。
探鳥会に参加した日 (1) [鳥]
里山の冬鳥を訪ねて (下松市来巻地区)
と、いう案内が野鳥の会の支部から届いていました。
集合は周防久保駅
朝は冷え込みが厳しいと感じたので、しっかり防寒して出かけました。
着いた頃は、良く晴れて双眼鏡を持つ手もそれほど冷たくなく、
自分の恰好が大げさに思えるほどでした。
駅前の線路に平行した細い道を下って、トンネルをくぐって線路を渡ると、
もう駅前の国道二号線が走っている側とは、趣の違う
いかにも里山風の景色が始まりました。、
しばらくは、そんな風景に心を奪われていました。
鳥の姿が見えると、慣れた幹事さんたちは、
すぐに望遠鏡の焦点を鳥に合わせることができるのです。
それで、いろいろな鳥を大きな姿で見ることができました。
メジロやヒヨ、ジョウビタキなど良く見かける鳥の他に、
カシラダカ、 ミヤマホオジロなど、ちゃんと見た事のなかった鳥を見せてもらいました。
カワラヒワなど小さな姿では良く見ていましたが、
嘴の色があんなにきれいな薄桃色にみえたのは、はじめてで印象に残りました。
探鳥会に行くと、鳥を長年観察して来て、
鳥を発見するのが上手な人たちがいるのに加えて、
目の数が多い分、発見の確率も高くなるのです。
こんなにもたくさんの鳥がいるのだと、感じました。
紅葉の季節は過ぎていても、まだ冬枯れとは言い難い色合いに見入っていたら、
「今年は紅葉が特別きれいだったように思うが、、、」
という声が聞こえました。
あたりの風景の写真など撮っているうち、少し遅れて
先を見ると、みんなが並んで、望遠鏡や双眼鏡を覗いています。
近づいてみると、二羽のスズメが仲良く電線に並んで止っているのを見ていたのです。
スズメがペアで電線にとまっているところなど、
そんなに珍しくはないはずです。
ペアですね。
そう、もう今頃からペアリングがはじまっているのもあるんですよ。
仲良く日向ぼっこかな、、、
などと、ゆっくり観察している様子は、
やはり鳥好きの仲間らしいと思いました。
たくさんのカワラヒワが、からだをくっつけ合うようにして、止っていました。
一緒に並んで歩いていた人が、
昔だったら、スズメが電線にとまっている、、、と思っただろう、、、
と言われました。
自分もそうだと言いました。
鳴き声は、はっきりちがいますが、、、。
キセキレイ [鳥]
コバルトラインに上がった時出合った、キセキレイ。
今年はキセキレイを見る機会がいつもより多い気がしました。
ピンボケですが、道路をツツツと横切ろうとして見せた、
この姿勢が独特でかわいいので保存です。
飛び立った瞬間
今年はキセキレイを見る機会がいつもより多い気がしました。
ピンボケですが、道路をツツツと横切ろうとして見せた、
この姿勢が独特でかわいいので保存です。
飛び立った瞬間
メジロの群れが、庭に来た日のこと [鳥]
これまで庭に鳥が群れで訪れたことが何度かある。
メジロとジジュウカラ、ヤマガラの数羽の混群が初めて
ハナミズキの木に来た時は
信じられない光景をみるようで、夢のように嬉しかった。
赤紫色をした糞が玄関の辺り一面に散らばっていた時があって、
白っぽいタイルの上で糞は血痕のように見え、
見た瞬間、大参事を連想したほどに驚いた。
その連想が玄関先の鉢のメダカが襲われたのではという思いへと連なった。
メダカが無事そうだと分かって落ち着いたら、
ヒヨがなにかが、群れで鉢の水でも飲みにきたのだろうと、一応の解釈はしたのだが、
大勢の鳥が玄関先に訪れた様子を、
なぜか見たように思い浮かべることが出来ても。
現実的なことと思えず、釈然としないままだ。
スズメが小さな群れで来るようになった時は、
撒いたご飯のせいで、起きうる事だと予測もしていたから、
カーテンを開けた時、おやおやとはおもったが、
驚きは格別ではなかった。
鳥の群れの訪れの中でも
四,五日前、初めてメジロが二十羽くらいの群れで庭に来たのは、格別の出来事だった。
二十羽と言うのは、嬉しくて、多く見積もったかもしれない。
ハナミズキやランタナの枝を数羽ずつが
、入れ替わり立ち代わり行ったり来たりで、
ちゃんと数えることは難しかった。
メジロは、ランタナの実をついばみ、
ハナミズキの枝をつついていた。
カメラを取りに行く暇にいなくなったら行けないと思い、
動かずじっと観察していた。
メジロはいっときもじっとしていなかった。
小さな鳴き声が絶えず聞こえて、
目の前をひっきりなしに横切って飛ぶメジロの姿が見えていた。
ランタナの枝にぶら下がり、ゆらゆらゆれながら逆さになって実を食べているのは、
遊んでいるみたいだ。
広くもない庭が、楽園のように思えた。