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離婚と結婚の知らせ [雑記]

日ごろご無沙汰している人から、年賀状などで近況を知らされると、
短い言葉でも一年の隙間が埋められたような気になることがあります。

ドイツのオーケストラでヴァイオリンを弾いている家族共通の友だちが
毎年カードを送ってくれます。.

少女時代から知っていて、はじめて出合った時の第一印象は
「妖精のようだ!」 でした。


今年クリスマスごろ届いたカードと共に
息子さんと一緒に写った写真が添えられてありました。
今ではすっかりお母さんらしい貫禄が出て、雰囲気が変わったなと感じました。


「やっと離婚が成立しました。」と報告があり、「人生はいい事もある」
特に息子と笑い転げている時等に思うと続いていました。
離婚が難航しているとは息子や娘から聞いていましたが、
いろいろ大変な思いをしていた事が伺えました。


改めて写真を見ると、
今又新しい一歩を息子さんと踏み出せる
喜びと自信が柔和な笑顔にあふれていました。

いたずらっ子そうな笑顔の息子さんが
お母さんの頭の上にかざした手が、花の髪飾りのように見えて、
妖精ではなくなったけれど、今度はフローラのようだと思いました。



一方で、年頭の挨拶と共に「引っ越しました。」と印刷された賀状も受けとりました。、
これまではいつも猫と一緒に写っていた写真にご主人が加わりました。
引越し先の住所には、ご主人の名前がならんでいました。

ご主人とは付き合い始めてから長い年月がたちますが、
それぞれにプロフェッショナルな仕事をもっているので、
その仕事と仕事場の都合でずっと離れて別々の暮らしでした。


二人がいっしょに納まった写真はそれぞれが子どものような表情に見えました。
写真を見ていると、より良い形が実現したのだと、これまでの長い時間の事も重ねて思われて、
嬉しくなり、すぐにメールでお祝いを言いました。

すぐに返事がありました。
それには、大震災で、ご主人の仕事場が全壊して以来の
いきさつが書かれてありました。

そういうことだったのかと改めて感慨深い気がしました。


今、離婚と結婚という真反対の出来事を知らせてくれた二つの写真が、
心を伸びやかに解き放って、幸せな気持にしてくれています。


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