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班女の舞い [日誌]

  
  昨年ゆけむりレースで近づきになった
     ちはやママさんと今年別府で再会した折、

    12月に発表の会があって、”松風”を舞うと聞きました。
  松風は大好きな能でしたし、ちはやママさんの仕舞いもぜひ見たいと思い、
        何も予定が入っていなかったので、       
             その場で見にゆくと約束しました。
    
   
    その日はあけておいたのですが、
     偶然前日がヨットの忘年会になったので、
         自分が昔から好きな能の、仕舞を友人が舞うのを見に行く事と
     ヨットがつながったことを、面白いと感じました。
        

  夜更けの新幹線で小倉までアプローチして、                
        翌朝ソニックで、大分に向かいました。
    
      演目は途中で"班女"に変わった事を聞いていました。



   ちはやママさんのすっくと立った立ち姿は美しく、その集中力から、
          仕舞が始まると
       ヨットと違って、こちらは、
          稽古に励んだ年月の長さが、
     観賞するのが好きなだけの自分にも分かりました。

    そして、班女の身の内の哀しさが結晶しているように見えた
          表情の美しさに強い印象を受けました。

       舞いの終盤ちかくだったか、
    ぐんと入った”気”が、こちらの身内をも貫いたように感じられたのは
       これまでも、観賞していて起きた様々な体験に照らしても
         新鮮なことでした。

      感動と言うのは、容易に言葉に置き換えたくない想いもあります。
         今は、思い出すよすがになる程度に
                書き留めておきたいと思います。


    
PB110149_R.JPG

        




        

   
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ちはやママ

身に余るお言葉をいただき、恐縮しております。

稽古に力がなかなか入らなかった上に、
仕事と重なり大変苦しい舞台でしたが、
激励のお言葉をかけていただき、
気合いで舞台を務めることができました。

友枝昭世先生やすばらしい先生方の地謡と囃子でしたので、
とにかく間違えないで舞うことだけを考えていました。
こんな状況でしたから、
照れくさいような気も致しますが、
reikoさんの感想を心からうれしく思いました。

楽しいヨットの忘年会を中座させてしまったことを申し訳なく思います。
遠くまで応援に来てくださったことを
心から感謝申し上げます。

by ちはやママ (2012-12-14 22:31) 

reiko

その気合いが本物だったのですね。
それと、やはりそんな大変な中でもあれだけの事が出来たのが、
実力と言うものではないのでしょうか。
私も、かえってご主人のお手数をおかけしたしましたが、伺って良かったと思いました。
行きの電車では山にかかった大きな虹を見て、良い予感をもちましたし、帰りの雲が、又スケールの大きな雲で素敵だったのですよ。
不備の為、どちらも撮れませんでしたが、それも含めて素晴らしい一日でした。ありがとうございました。
by reiko (2012-12-16 17:52) 

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