小雨の華山(げざん) [山]
日曜日は昼過ぎから雨と予報が出ていましたが、
降っても予定通り 下関の華山に登る事にしていました。
神上寺の駐車場に車をおいて、境内を通り抜け、
石段を登り始めました。
やっと石段が切れたところで、今度は
丸太で土止めした階段が始まり、
それがどこまで行っても、切れる様子がないのには
すこしばかり閉口しました。
ずっと階段では疲れるので、
階段の端に歩けるほどの坂が残されてある時は、
そこを選んで歩きました。
予報通り、霧と小雨が晴れることはありませんでしたが、
こういう時ならではの、陰影のある風景は
この山が昔から修験の地であった事を偲ばせました。
先に一か所濃い霧が湧いたところが見えました。
昔の人なら、その中に仙人の姿が見えたのかも知れないなどと考えました。
たまに階段が切れるとホットするような道でしたが、
「あら、又、階段だわ、、、ブツクサブツクサ、、、」
同じようなカーブを何度も何度も曲がって、
やっと頂上にあるという鉄塔が霞んで見えてきました。
行き着くと、違うルートからの車道が通じていました。
頂上の標識が見つからなかったので、
とり合えず看板の前で撮りましょうかと、
記念の写真をとりました。
ここまでのびている車道が下っていたので、
ここを頂上だと思ったのですが、
実は、もう少し先だったのかもしれません。
12月にしては暖かい日でしたが、
頂きは風が冷たく感じられたので、
木のテーブルが据えてあった岩屋観音の所まで下って、、
レインウェアを頭までかぶり、傘はテーブルの上のお弁当に差しかけて、
ベンチに座ってお昼をたべました。
雨足の強くなりはじめた中での事で、
さっさと食べましょうと、言い合って
黙々と食べた遅目の昼食でしたが、
こんな状況はこれまで経験した事がなかったし、
これからもないだろうと思える
その特別さが、楽しい気持ちにさせました。
ふもとの神上寺は、もみじでも有名なのだと
調べてくれた相棒から聞きました。
落ち葉がそれを、裏付けていました。
2012-12-16 19:25
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
熊のいる山など、用心棒が必要な際には是非ご下命を
by 辻龍雄 (2012-12-17 23:28)
そうですか。それは頼もしいことです。
実はこの日は誰にも出合いませんでした。上の方まで言ったところで、「でも、誰か登っていますね。」などと新しい靴跡を見て話していたら、「ええ?これ熊じゃないでしょね。ほら ここのところ 」という場面たありました。
そういえばそうも見えました。友人に鈴を渡すと、手で振って賑やかな音を立てながら歩きはじめました。
by reiko (2012-12-17 23:55)