菅野ダムで

菅野ダムの道路沿いの駐車場に車を停めて、
短い散歩をしたこの日は、

午前中なのに、気温も高く初夏と言うより盛夏の気分がしていました。

雲も、入道雲を思わせました。

木立沿いの道に入って歩いていたら、
小さな草花に朝日のスポットライトがあたっているのが目にとまりました。
あまりに可愛らしかったので、車にマクロレンズを取りに帰りました。


ところが短い間にもう日が移動して、
同じ光景は見られませんでした。

その代わりに、とても楽しいものを見ました。

広いイタドリの葉に、前に垂れ下がったアケビのつるの影が
濃いくっきりとした影を落としていたのです。


ただそれだけなら、そんなに惹かれなかったかもしれません。

イタドリもアケビもそれぞれに風にゆれて、
影はなかなか定まりません。

それだけでなく、風が雲をはこんで、
日向と日陰が忙しく変わるのです。

マクロで撮る時、ただでさえ風は事を難しくします。

アケビとイタドリは、まるで違う動きをするし、
そこに激しい雲の動きも重なって、
とうとう、初めにハッとした時の映像はどんなに待っても現れませんでした。

でも、変わり続ける影絵を見ていて、何だかとても楽しくなりました。

コメント 2

光や空気の流れを感じます。
私も夏の林の中をゆっくり楽しみながら歩いている気がしました。

by ちはやパパ (2013-07-05 19:56) 

短い散歩のその又ほんの短い間に、心底楽しい事に出会って自分は満ち足りた朝でした。
でも「それがどうしたの」と言われそうなこと書いた気がした時、こんなコメントいただくと、とてもうれしいです。
by reiko (2013-07-05 22:56)