湯けむりヨットレース Ⅲ レース ① [ヨット]
スタート5分前、
スタートラインに向けてヨットが集まって来ています。
スキッパーを務めるコック長とヘルムスの近間さんは
どういうコースでスタートを切るか、話し合ったりしていました。
スタート
46艇が参加したとしうレースのスタートラインはとても混み合っていて、
どちらを向いてもすぐ側にヨットがいて、
その進む向きは、陸上競技のように一様ではないから、はらはらしていました。
まずますのスタートだったようです。
スタート7分後
三艇出ている同型艇のうち ”クラリスフォルテ”は「遊んでやらない」で
一騎打ちするつもりだったパルの姿は、早くから視界に飛び込んできました。
”黄色いパル!”なら私にもすぐ見つけられます。
互いに近いところにいて、これなら遊んでもらえそうです。
早くも楽しいレース展開になりそうな勢いでした。
光る海面滑るヨット
たくさんのヨットで賑わう海面
遠くから日数かけて回航してきたヨットもいるのです。
静かな海面に目をやると、一艇だけ、
他とは全く違ったコースを取ったヨットがいました。
一人で快走していたヨット
大勢で楽しそうなのもいいけれど、
これもいいなあ。
「ブローが入ります。」と聞くと、舳先の海面の黒く波立っているところを見ます。
「あと3艇身、、2艇身、、」
そうやって風をつかむと、ヨットが急にヒールして
船足が速くなる瞬間、
そしてその船足がどこまでも続きそうに、ヨットが快走する時
そんな風に運ばれている幸運に、気持ちが舞い上がります。
皆の声の調子も変わります。
いつも自分のヨットでヘルムスを務めている近間さんの舵とりも落ち着いていて、
ベテランの有井さんもコック長も甲板長もテキパキ動いて、
ヨットはタックをしても滑らかに向きを変えてスピードを落とさず走っていました。
最初のマークを回ったのは10時50分ごろ、
スタートから1時間近くも走っていたと知ってあとから驚きました。
いろんなシーンを一つ一つ思い返すと
それはそうだと思えるのですが、、、。
2013-10-19 21:40
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コメント(2)
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すごい、すごい。
美しいヨットと海の仲間達の表情にうっとりです。
by ちはやママ (2013-10-23 23:23)
別府のレース会場は、背景もすてきですね。
それぞれの思いを乗せて、風を孕んで走るヨットの姿が
本当に美しかったですね。
by reiko (2013-10-24 13:14)