2014 パールカップレース レースの朝、スタート前 [ヨット]
レースの朝、ホテルのロビーに少し遅れて現れたコック長は
前日より腫れて、痛みが酷くなっていると言いました。
コック長は回航中、船室で寝ていて、
落ちて、肋骨を骨折したらしいのです。
港について、ヨットに乗りこんだコック長に、
今日レースに出るのは、断念した方が良いのでは、と言ってみました。
痛そうな動きをしている様子を、目の前にして、
レース中のヨット上を想像すると、ハラハラした気分でした。
「せえっかく、ここまで来たんだものぉ。」
その一言で、
頭を切り替えることにしました。
Daisy のメインのたたみ方の美しい事
レースの朝の港は
準備のために、大勢のクルーが、忙しく立ち働いています。
旅を終えて憩っていた、前日の夕方とは、まるで違う、
活気のある緊張感が流れています。
横付けしていたので、早く出ないと、桟橋との間に挟まれた二艇が出られません。
急いで、前日の残り物をお腹に入れると、さっそく出港しました。
門のように向き合う半島を出ると、レース海上が開けます。
10時のスタートまで、あと1時間です。
後ろから、大きくなったチハヤがやってきました。
レースの後で聞いた感想では、
”走りが力強い”ということでした。
中もとてもきれいで、素敵なヨットです。
まだ風がないですね。
昨年初めてパルに勝つまでは、いつも
「打倒 〇〇!」と出場する同型艇の名を叫び続けてきたコック長は、
行きの回航の時
「今回は5艇も出る!」と嬉しそうに名前を数えあげていました。
”だるま” もそのひとつ
およそ20分前
” パル” 昨年は抜きつ抜かれつを繰り返し、
最後まで競いあって、とてもたのしかったのです。
本部艇
一人で、レースに参加しているヨットを見ると、
いつも、すごいなあと思います。
手の足りない時に、大師匠が舵を切りながら、一人で、テキパキとスマートに、
シートを扱って、何もかもやっている様子を見ることがあります。
オートヘルムを使って、セイルを上げたりできるのだと、話は聞いていますが、
実際を、見てみたいと思います。
一人で海を渡る
自分には現実的でない、そんな世界への憧れを感じてしまいます。
現実にもどって。
スタート時間がせまっています。
みんなの心が揃ってひとつの事に向かって真剣になっている、
緊迫感のみなぎった時間です。
スタート30秒前のこの頃は、いつものように、
周りにヨットがひしめいているように見えました。
ところがスタート時間直後、私たちの周りにあまりヨットはありませんでした。
予定通りのコースが取れず、失速もしたので、時間をロスしたようです。
ヨットでは自分の失敗の事を、後で反省する事はありますが、
他人の失敗を取り上げることはありません。
見ていても様子の読めなかった私には、
この時の静かなスタートが、具体的にどういう事だったのか
後で説明してもらうまで、分かりませんでした。
前日より腫れて、痛みが酷くなっていると言いました。
コック長は回航中、船室で寝ていて、
落ちて、肋骨を骨折したらしいのです。
港について、ヨットに乗りこんだコック長に、
今日レースに出るのは、断念した方が良いのでは、と言ってみました。
痛そうな動きをしている様子を、目の前にして、
レース中のヨット上を想像すると、ハラハラした気分でした。
「せえっかく、ここまで来たんだものぉ。」
その一言で、
頭を切り替えることにしました。
Daisy のメインのたたみ方の美しい事
レースの朝の港は
準備のために、大勢のクルーが、忙しく立ち働いています。
旅を終えて憩っていた、前日の夕方とは、まるで違う、
活気のある緊張感が流れています。
横付けしていたので、早く出ないと、桟橋との間に挟まれた二艇が出られません。
急いで、前日の残り物をお腹に入れると、さっそく出港しました。
門のように向き合う半島を出ると、レース海上が開けます。
10時のスタートまで、あと1時間です。
後ろから、大きくなったチハヤがやってきました。
レースの後で聞いた感想では、
”走りが力強い”ということでした。
中もとてもきれいで、素敵なヨットです。
まだ風がないですね。
昨年初めてパルに勝つまでは、いつも
「打倒 〇〇!」と出場する同型艇の名を叫び続けてきたコック長は、
行きの回航の時
「今回は5艇も出る!」と嬉しそうに名前を数えあげていました。
”だるま” もそのひとつ
およそ20分前
” パル” 昨年は抜きつ抜かれつを繰り返し、
最後まで競いあって、とてもたのしかったのです。
本部艇
一人で、レースに参加しているヨットを見ると、
いつも、すごいなあと思います。
手の足りない時に、大師匠が舵を切りながら、一人で、テキパキとスマートに、
シートを扱って、何もかもやっている様子を見ることがあります。
オートヘルムを使って、セイルを上げたりできるのだと、話は聞いていますが、
実際を、見てみたいと思います。
一人で海を渡る
自分には現実的でない、そんな世界への憧れを感じてしまいます。
現実にもどって。
スタート時間がせまっています。
みんなの心が揃ってひとつの事に向かって真剣になっている、
緊迫感のみなぎった時間です。
スタート30秒前のこの頃は、いつものように、
周りにヨットがひしめいているように見えました。
ところがスタート時間直後、私たちの周りにあまりヨットはありませんでした。
予定通りのコースが取れず、失速もしたので、時間をロスしたようです。
ヨットでは自分の失敗の事を、後で反省する事はありますが、
他人の失敗を取り上げることはありません。
見ていても様子の読めなかった私には、
この時の静かなスタートが、具体的にどういう事だったのか
後で説明してもらうまで、分かりませんでした。
2014-05-11 21:34
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コメント(4)
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レース前のワクワクドキドキが蘇ってきます。
コック長さんはずいぶん痛そうでしたね。
美しい宇和島の海を背景にすてきな写真をありがとうございます。
この時は黄色い帽子ですね。あとであまりの陽射しに麦わら帽子に換えたのでした。結局それも邪魔になって……。
わたしもそろそろスタートしないと……。
どの写真を選ぶかずいぶん迷ってます。
by ちはやママ (2014-05-12 21:08)
スタートのときにスタートラインまでの距離と前後の船のポートスタボーの向きと間隔を大師匠に報告すべきでした
特に前方に居た大型艇は少し上してスタボーをかけても良かったですね
昨日くしゃみしたらまた痛くなっちゃいました!
by コック長 (2014-05-13 03:05)
チハヤママさん
レースに出かけると、多様な局面があって、そのそれぞれに違った趣のたのしさがありますね。
レース前の海上の空気はレースに出かけないと味わえないものですね。
黄色い帽子、すごく似合っていましたよ。
きっと良い写真たくさん撮られたのですね。
私もリズミカルに次々アップしたいところですが、、、。
by reiko (2014-05-13 15:30)
コック長へ
最初にレースに参加させてもらった、一年に一度の宇和島レースは、全く何も分からなかった初体験を、いつも思い出させてくれます。
ほとんど進歩がないと思っていても、前の年よりは、分かることが増えていました。
でもこんなに続けているのは、一度だけと思ったあの時の気持ちからしたら、不思議なくらいです。
今は風邪をひかないようにしないと大変ですね。
お大事になさってください。
by reiko (2014-05-13 15:32)