SSブログ

河釣り [雑記]

宿に着いた次の日の午前中は、宿の奥さんのガイドで
セラピーロードと名づけられた、近くの渓流沿いの細い道を歩きました。


セラピーロード.JPG


細い道に沿ってかんがい用の水路がつづいています。
その流れは、とてもゆったりとしていました。


途中の少し開けた明るいところで、夫が登山用のボンベで、コーヒーを入れました。
木々の間から見えた向こうの山に、気持が惹かれました。


向こうの山.JPG


久しぶりの渓流散策で、何を見ても脚がとまり、
ガイド役の奥さんの言った予定時間を大分上回ってしまいました。
いつか又ここでもっとゆっくりしてみたいと思いました。




連休中宿の近くで河釣りが出来そうだと調べていた夫は、
小さな竿も1本持って行っていました。

好きなわりに釣りができる機会は少ないので、とても楽しみだったようです。
宿までの道中、餌を買おうと店を探しましたが、結局餌は手に入りませんでした。

その事を聞いていた宿の奥さんは、セラピー道路への道すがら、
近所の釣り好きの人のところに立ち寄ってくれました。

ご主人が、川の中の石をはぐって、そこについている虫を餌にして釣るのだと教えてくれて、
水に入るためのウェダーまで貸してくれました。

釣りは夕方近くに出かけました。
餌をとる河原まで案内してくれるという奥さんについて行くと、
今度は車を止めた側の家のご主人が、
餌を生かしておくために、水を吸わせたコケを餌箱にいれて置くのだ、と言うなり
杉林の陰になった道の方へひとりで歩いて行って、苔を取って来てくれました。

夫は広い河の緩やかな流れの中で、石をひっくり返しては、無心に虫集めをしていました。


河で餌とり.JPG


帰りに、お陰でたくさん取れた、と先ほどのご主人にお礼を言った夫は、
「餌はたくさんとれようが、魚はたくさん釣れるかの。」とからかわれていました。


釣りをしたのは、大きな橋の下の”八百とどろ”と名前のついた早瀬でした。

梼原川の八百とどろ.JPG
   橋の上から見た"八百とどろ"




早瀬.JPG





河原には大きな岩がたくさんあり、そこにいろいろな植物が生えていました。
岩のくぼみに水のたまったところなど、そのまま日本庭園の池をみているようで、
待っていても楽しいところでした。



池.JPG





キシツツジ.JPG
    キシツツジ




土佐しもつけ.JPG
    トサシモツケ






釣れたのは小さいハヤなどばかりだったそうですが、
短い時間のうちに良く釣れている様子でした。


つったよ.JPG



「よし、帰ろうか」と竿をしまいはじめたのが、以外に早く思えて夫を見たら、
満ち足りて落ち着いた顔をしていました。
夕方の河原の空気に馴染んでいました。


mannzoku.JPG







夕方河原で.JPG
   橋の下から、夕方の光。
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

アウトドア派wo

ゆっくりと自然の中に溶け込むことによってしか得られない充足感が伝わってきました。せっかく田舎に行ってもバタバタと遊ぶ事ばかりの僕には大きな気付きでした。こうした態度はきっと長い時間をかけて身につけられたのでしょうね。
by アウトドア派wo (2011-05-17 21:59) 

教えて下さい

四国のどこかと書かれていますけれど、お差し支えなければ場所をお教え願えませんか?折をみて訪れてみたいと思いますので。
by 教えて下さい (2011-05-17 22:15) 

reiko

自然の中で遊ぶのは何をしていてもたのしいし、又特に何もしていなくてもたのしめることに満ちていて充足しますね。  アウトドア派woさんへ


by reiko (2011-05-17 22:38) 

reiko

高知県の高岡郡の梼原町というところです。
私は釣りのことはよくわかりませんが、良い場所のようでしたよ。
by reiko (2011-05-17 23:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

八重桜野鳥の観察、 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。