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野鳥の観察、 [鳥]

宿の奥さん早苗さんは、自身がバードウォッチャーということもあって、
夫が鳥の観察もしたくて来たというので、熱心にポイントを教えてくれました。

夫はもともと鳥がとても好きな方だと思いますが、写真までは撮りません。
私もバードウォッチングに出かけるのは好きですし、
上手く双眼鏡などで鳥が観察できたり、鳥の声が響き渡るのを聞いたりすると、
とても嬉しくなるくせに、他にもいろいろ気をひかれては、そぞろになる事も多いのです。

今年はまだ誰も声を聞いていないという、ヤイロチョウや、アカショウビンの、
声だけでも何とか聞かせたいと、早苗さんは私たち以上に熱心でした。


早苗さんの熱心な手引きのおかげで、
後で夫が数えあげたら、50種類もの鳥を見たり、聞いたりしていました。

その中には、カラスやスズメ,トビなども入っていますが、、、
着いたその日に、これまでちゃんと見たことのなかったヤマセミが、
宿のすぐ近くの電線に止まっているのを、ゆっくり観察できて、夫は大喜びでした。
「これだけでも来た甲斐があった!」と言って笑われていました。

その後もヤマセミはきょっきょっきょっと歯切れの良い鳴き声をあげながら、
河原を2羽が並んで、行ったり来りするのを何度も見ました。
「ここにいると、もう珍しい鳥ではなくなったね」と言って笑った事でした。



オオルリやキビタキの声は、ただでさえ、心を捉える美しさですが、
それが、深い谷あいに響き渡る時の声は、圧巻でした。


オオルリがあの枝に、、.JPG
   今回はじめにオオルリをみたところで、早苗さんは「あの木にとまってくれないかな」と、いっていましたが、あとで本当にとまりました。オオルリは、良く高い木のてっぺんで、縄張り宣言するのです。


早苗さん.JPG
    早苗さん
  


おおるり.JPG
    真ん中の木に止まっているのがオオルリなのですが、、、、



朝早くに河原まで散歩した時は、大合唱と言いたくなるほどの鳥の声をききました。
その中に数匹のウグイスや、大声で鳴くコジュケイが遠く近くにいたので、
もうそれだけで、たいした音量ですが、
それに混じって、たくさんの種類と数の鳥が鳴いていて、それはにぎやかでした。

夜近くで、ミゾゴイの声が聞こえると言う早苗さんに誘われて、
耳をすませながら、車の全く通らない河沿いの国道を歩いていると、
ほっ、ほっ と低いふくろうに似た声が少し遠くに短く聞こえました。
声を追って、暗い道を歩いてゆくと、声も遠ざかってやがてきこえなくなりました。
静かな夜でした。


例年なら、もうこの頃には鳴き声が聞こえるはずやのに、、と
早苗さんが何度も言っては悔しがっていたヤイロチョウは、
見ることも聞くこともできませんでしたが、
アカショウビンは、宿を発つ日の早朝二人で散歩した時、しっかりきれいな声を聞きました。

澄んだ高い声が、震えながらひらひらと落ちてゆくようで、
声といっしょに何か映像が浮かびそうです。
聞いた人は、ひとにも聞かせたくなる声だと思いました。


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