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わたしは サラよ [雑記]

今朝、ふと思い出したシーンがありました。

5月に3歳になった孫は遊びながらも良くおしゃべりをする子でしたが、
 日本に着いたばかりの頃は
  「イーサベーラ カマーベーラ 、、」と
 お気に入りの歌を何かというと歌っていました。

  本当はイサベラカラメッラ という人の名前なのだろう、、と
  姉が覚えてきた歌なので、正確には知らない母親が言っていました。


 私たちには子供たちの発音の違いが分かりませんでしたが、
    3歳の子はまだ面白い発音をするらしく、上の二人がそれをからかって
  言わせてみてはくすくす笑った時がありました。

  初めは言われるままに繰り返していましたが、
 そのたびに笑われるので、突然

   「私は、サラよ!」
 
   と大きな声で、抗議でもしている調子で間をとりながら言いました。

    
 それから
    「そんなに笑うなら もう話してあげない!」
        と言ったそうです。

 言わされていた言葉を繰り返さないで、
   「私は、サラよ!」
     と切り替えした時の毅然とした響きに、幼い子の自尊心が感じられました。
         
        
          
       機嫌の良い子でしたが、
   その子が着いて間もない頃、疲れや時差ボケなどもあったのか
    訳もなく、ぐずぐず不機嫌な時がありました。

   一番歳上の姉がスプーンでスイカを口に入れてやっているのを
     すぐ上の兄が自分もマネして入れてやろうとしたら、
    それは種が入っているから、いらないと言い、
       
    種をとってやると、今は姉の方を食べてるのだから、それはいらないとか、
       機嫌をとってやろうとしている兄に意地悪をしていました。

      母親が言うのには、どこかでやられた時の仕返しをしているのだろうとの事。

   それでもその兄が、こんどはお気に入りの歌をうたってやろうとして、
      「イーサベーラ、カマーベーラ」  とはじめると
        
           「だめ! だめっ!だめーっ!」 と言っていたかと思うと、
    
       「ハヨが私の歌を だいなしにしたあ。」と言って泣き始めました。

     確かに3歳の子の音程の正しさからすると、
                   兄の方は少しいいかげんでしたが、、

     なんという立派な言いがかりかと、娘と二人であきれて陰で笑いました。


    以前、電話で子供たちの様子を一人一人聞くと
     娘が下の女の子の事は
     「わるい! わるい!」  と言っていました。

   
 「話を聞くと、大したことないのよ。
        わるいわるいと、嬉しそうに言うのよ。 」  と夫に電話の報告をしていました。

    今は、その「わるい!わるい!」の意味が分かります。




   
IMG_3245.JPG



   

    サラの ”イーサベーラ カマーベーラ” の歌を、録音し損ねたことが
        残念です。
         

  

     


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