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ヨット練習 徳山港から乗りこんで。 [ヨット]

   この日曜日は朝から出かけるのは無理そうだったので、
   ヨットはあきらめていました。

  午前中用事のある大師匠が午後、徳山港のポンツーンから乗りこむと知り、
  それができるならと、昼過ぎの電車で徳山港へ行く事にしました。

  ヨットがつけられるポンツーンは、
  大分へ向かうフェリー乗り場の近くで、徳山駅のすぐ裏手にあります。


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   いつもどおり午前中にシーホースから出発したコック長と、
   先に着いた大師匠の待っていたブルーノートに乗りこむと
   ヨットはすぐにポンツーンをはなれました。

      乗りこんだのは、1時少し過ぎでしたが、
      最初に撮ったこの写真は3時過ぎのものです。

    その間,荷物を下ろしたキャビンに入る余裕がなかったのです。

   
   出番の少ない私が練習する良い機会と見たコック長は、
   メインを上げて落ち着くとすぐ舵を渡してくれました。

   湾内は穏やかな風が吹いていて、
   舵の切り方をゆっくり習うのには、ちょうどよい日に思えました。

   ところが少し沖合に出て、ジブセイルをあげ、
   それから暫くして、スピンのセットを始めた時になって、
   いきなり、強風が吹きはじめたのです。


        余りに急だったので、自分が何か失策をやらかしたかと思いました。
        コック長と大師匠がやりかけの作業を終えるまでの時間はとても緊張しました。

   大師匠に舵を代わってもらったらほっとしたものの、その後の風といったら、
   強さも吹き方もこちらに一息もつかせないといった感じでした。

    後から
        「スピン揚げる前で、良かったねえ。
         あれでマストトップで揚げてたら、マストが折れちゃったてたかも。。」
   
     と幸運を感じさせてもくれたのです。
      
   


    少し弱まったかに思えて、キャビンにカメラを取りに行って、
    この日初めてのこの写真を撮った後からも、
    なかなか風は手を緩めないといった感がありました。




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    大きくヒールして、海面から高くなったサイドデッキにハイクアウトしていても、
    いつ急な展開するか分からないような風の様子に、
    両手はデッキの縁からわずかに立ち上がった金属をしっかりつかんでいました。
    
    それでも四方に広がる風景の真っただ中をひた走っている爽快感を味わっていたら、、
    ああ、ヨット! 何もかも風に任せてどこまでも行けそう!といった    
、   全き解放感とでもいいたくなる気分が湧いてきました。

  
    大師匠は体を反らせるようにして体重を使って機敏に舵を切っていたし、
    コック長もそれに合わせるようにメインシートやトラベラーを頻繁に扱っていました。
    

    此方の呑気な気分とは裏腹に大変そうに見えましたが、
    多分大師匠やコック長は、与し難い強風を相手に
    上手く乗り切っていることに、充足感を味わっていたのではと思います。






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     遠くの景色は霞んでいましたが、上空は明るい青い色の空がひろがり、
     海面はいかにも春らしい輝きを放っていました。
     
    

      
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大津島の島影に入って、暫くは落ち着くのかなと思っていても
     海面の濃い色の所に入ると、強風が約束事のように吹きました。
      


        
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     シーホースに近づくと又、何事もなかったかのように穏やかな海面になり、
    いよいよ着岸するという頃まで、再び舵をにぎらせてもらいました。

    んっ と何か分かった感じのすることがあり、
               わずかずつでも経験を積んでいる気がしました。
    、
    
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    片づけを終えた後、
     迎えに来てくれた夫に、コック長は
    「クルーが多い時はなかなか練習のチャンスがないんですが、
     だんだんと、、(”少しずつ”だったかな )進歩して来ています。」
       とにこにこしながら 保護者会の先生よろしく報告してくれました。

   別に進歩のご褒美という訳ではなかったでしょうが、
     帰りの車の中で「ワイン飲ませるよ」 と夫が言ったところまでが、
     自分にとっては この日のヨットの記録に思えます。

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コメント 2

コック長

ああいう風にはめったにであえないですけれど楽しかったですね
内心マストが折れないでよかったぁ!でしたけど

by コック長 (2014-03-25 21:09) 

reiko

ほんと楽しかったですね同じ海域で遊んでいてもあんなに毎回新鮮なのは、同じ条件の事がないからなのでしょうね。長いキャリアーを積んだ人たちが良く細かいことまで覚えているなあと思っていたものでしたが、、、。
マストが折れたら大変でした。ラッキーでしたね。
by reiko (2014-03-26 10:03) 

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