光る海 [写真]
外から帰ってきて団地に入り、海側に向けて道を曲がると、
2件目の角で左に曲がるのが、自分の家に帰る道順です。
でもたいていの場合は曲がらず、そのまま進みます。
10件足らずの家と家の間の道の向こう端に見えている海の様子が、
今日はどんな風なのだろうと、思いながらゆっくり進むのは、
家路の終盤のたのしみです。
ほんの一部が見え始めたとたん、素晴らしい景観のこともあれば、
海への視界が開けたところで、驚くこともあります。
特別の事は何もなくて、写真にはならないような景色でも
例え暗くて何も見えないような夜でも、
海は、捉えがたい何かを湛えているように感じさせます。
海の一部が光っていることはよくありますが、
その色合いも形も、その時々ちがいます。
この日は、手前の方の浪間のあちこちで、大きな光が、
チカーン チカーンとゆっくり光っては消えていました。
やがては、太陽が低くなるにつれ手前に伸びてくる光の帯に溶け込むのです。
2件目の角で左に曲がるのが、自分の家に帰る道順です。
でもたいていの場合は曲がらず、そのまま進みます。
10件足らずの家と家の間の道の向こう端に見えている海の様子が、
今日はどんな風なのだろうと、思いながらゆっくり進むのは、
家路の終盤のたのしみです。
ほんの一部が見え始めたとたん、素晴らしい景観のこともあれば、
海への視界が開けたところで、驚くこともあります。
特別の事は何もなくて、写真にはならないような景色でも
例え暗くて何も見えないような夜でも、
海は、捉えがたい何かを湛えているように感じさせます。
海の一部が光っていることはよくありますが、
その色合いも形も、その時々ちがいます。
この日は、手前の方の浪間のあちこちで、大きな光が、
チカーン チカーンとゆっくり光っては消えていました。
やがては、太陽が低くなるにつれ手前に伸びてくる光の帯に溶け込むのです。