タンポポの綿毛 [草木]
子供のころは、完全に丸い形の綿毛を見つけると嬉しかった。
マクロでのぞくと、種が少し飛んで行ったものは
綿毛の一筋一筋が光ってよく見えて美しい。
もうすっかり少なくなった種の綿毛が、わずかに絡み合って
今にも飛んでゆきそうになっていながら、風にゆれている。
次の風のひと吹きで飛んでゆくかどうか、
旅立ちに立ち会っているような気分になって期待しながら見ていると、
姿を追う間もなく突然視界から消えたりする。
これは楽しいものを見つけたと思った。
象鼻ヶ崎の道で [草木]
梅雨明けの晴れた夕方
母と象鼻ヶ崎を散歩しました。
象の鼻の付け根にあたる部分は道が上り坂になっていて、
崖の斜面には木がこんもり生えています。
さして高くもない崖は砂浜に通じていて、
全く危なげないのですが、
写真を撮ろうとする度、母は落ちると危ないと言っては気をもみます。
斜面には落ち葉が幾重にも積もっています。
たとえ落ちても、落ち葉がクッションのようなのだといったら、
やっと少し安心したようでした。
夏の夕方らしい、明るい陽射しを葉が受け止めるので、
道にはほとんど日が差しません。
母と象鼻ヶ崎を散歩しました。
象の鼻の付け根にあたる部分は道が上り坂になっていて、
崖の斜面には木がこんもり生えています。
さして高くもない崖は砂浜に通じていて、
全く危なげないのですが、
写真を撮ろうとする度、母は落ちると危ないと言っては気をもみます。
斜面には落ち葉が幾重にも積もっています。
たとえ落ちても、落ち葉がクッションのようなのだといったら、
やっと少し安心したようでした。
夏の夕方らしい、明るい陽射しを葉が受け止めるので、
道にはほとんど日が差しません。
菅野ダムで [草木]
菅野ダムの道路沿いの駐車場に車を停めて、
短い散歩をしたこの日は、
午前中なのに、気温も高く初夏と言うより盛夏の気分がしていました。
雲も、入道雲を思わせました。
木立沿いの道に入って歩いていたら、
小さな草花に朝日のスポットライトがあたっているのが目にとまりました。
あまりに可愛らしかったので、車にマクロレンズを取りに帰りました。
ところが短い間にもう日が移動して、
同じ光景は見られませんでした。
その代わりに、とても楽しいものを見ました。
広いイタドリの葉に、前に垂れ下がったアケビのつるの影が
濃いくっきりとした影を落としていたのです。
ただそれだけなら、そんなに惹かれなかったかもしれません。
イタドリもアケビもそれぞれに風にゆれて、
影はなかなか定まりません。
それだけでなく、風が雲をはこんで、
日向と日陰が忙しく変わるのです。
マクロで撮る時、ただでさえ風は事を難しくします。
アケビとイタドリは、まるで違う動きをするし、
そこに激しい雲の動きも重なって、
とうとう、初めにハッとした時の映像はどんなに待っても現れませんでした。
でも、変わり続ける影絵を見ていて、何だかとても楽しくなりました。
短い散歩をしたこの日は、
午前中なのに、気温も高く初夏と言うより盛夏の気分がしていました。
雲も、入道雲を思わせました。
木立沿いの道に入って歩いていたら、
小さな草花に朝日のスポットライトがあたっているのが目にとまりました。
あまりに可愛らしかったので、車にマクロレンズを取りに帰りました。
ところが短い間にもう日が移動して、
同じ光景は見られませんでした。
その代わりに、とても楽しいものを見ました。
広いイタドリの葉に、前に垂れ下がったアケビのつるの影が
濃いくっきりとした影を落としていたのです。
ただそれだけなら、そんなに惹かれなかったかもしれません。
イタドリもアケビもそれぞれに風にゆれて、
影はなかなか定まりません。
それだけでなく、風が雲をはこんで、
日向と日陰が忙しく変わるのです。
マクロで撮る時、ただでさえ風は事を難しくします。
アケビとイタドリは、まるで違う動きをするし、
そこに激しい雲の動きも重なって、
とうとう、初めにハッとした時の映像はどんなに待っても現れませんでした。
でも、変わり続ける影絵を見ていて、何だかとても楽しくなりました。
春の庭で [草木]
プランターでこぼれ種からひっそり咲いた菜の花
カーポートの上につるを伸ばしているモッコウバラ
2、3日見過ごしていると蕾が随分伸びて膨らんでいます。
花が開くのもすぐでしょう。
エリカ
ローズマリー
イロハモミジ
ハナニラ(ブローディア)
スズラン水仙(スノーフレーク)
パクチー (コリアンダー)
マクロレンズをのぞいてびっくりした花です。
あまりにちいさいので、
風が吹いたり、自分が揺れたりで
なかなか全体の像が定まらず、
ずっと覗いていると船酔いしそうな気分になります。
でもいろんな形が見えて、色も優しいので
見飽きることがありません。
モッコウバラ [草木]
門の内側の小さな植え込みのモッコウバラが
蕾を抱いていることに気が付いて、
カメラを構えやすい位置にある蕾を探していた。
もう花びらの黄色い色が見える
いろいろ見ているうち、それぞれに違う形の
マスをつくっているのがおもしろいなあと思った。
みんな光に向かって葉を広げるのだろうが
芽吹いた枝の位置によって茎にひねりがあったりして
その芸とも言いたくなる変化のひとつひとつが楽しかった。
これなど鳥が飛び立とうとしている時の形に見える。
カーポートの屋根の上に伸びた枝
春先の庭で [草木]
裏庭の柳の芽はもっと早くに撮りたいと思っていました。
すぐに家の陰に入る場所なので、
ちょっと後回しにしていると、
柳はみるみる葉が大きくなってゆきます。
こうした新芽を吹いた柳の細い枝が
風にやさしげに揺れているのをみると
如何にも春だ春だと告げられているような気がします。
、
この日は夕方近くにも、庭で新芽や蕾の写真を撮りました。
手入れの悪い小さな庭が
カメラに案内されると、
果てしない豊かな世界に思えてくるのは
ほんとうに不思議なくらないです。
たくさんの新芽や蕾のそれぞれが春の日の中で、
延びたり膨らんでいっています。
こぼれ種から出てきた、野菜の花の蕾
プランターに植えた、パクチーの花です。
大きい花びらが、ゴマ粒くらいなので、
地味なごしょごしょっとした花にしか見えていませんでしたが、、、、
ブローディア
クレマチス
踊り子のように見えた昨年の写真が残っているからか、
この姿を見た瞬間の印象も、頭の上でに手を交叉させている
バレーダンサーでした。
すると、みんな、、、踊ってる 踊ってる
こまったなあ、、、普通に見えない。
ケヤキの新芽
昨年秋友人が寄せ植えでくれた鉢の植物
どんな花がさくのか楽しみです。
仏の座
”座”
イロハモミジの新芽
モッコウバラ、蕾が葉陰からのぞいている。
初め気付かなかった蕾が、あちこちの葉陰にに隠れているのが
分かり、この後は蕾探しに興じました。
終いはカーポートの上まで伸びたつるの写真を撮ろうとして
門の上によじ登っていました。
年寄りの冷や水ならぬ、塀登り、
ラブラドールのガイちゃんを連れて
家の前を通りかかった南さんから、声をかけられた時、
いたずらの現場を見つかったような気分がしましたが、
カメラをもっていたので、照れ笑いをして済ませました。